【何故太陽光発電をつける家が増えているのか?】徹底解説!太陽光発電

はじめに

太陽光発電は、住宅の屋根に太陽電池パネルを設置し、太陽の光から電気を生み出すシステムです。
自宅で発電した電気は、日中に家庭で使い、余った分は電力会社が買い取ってくれる仕組み。
さらに、災害による停電時でも、太陽が出ていれば電気が使える安心感も。
環境にも家計にもやさしい、これからの時代に欠かせないエネルギーです。


押さえておきたいポイント

  • 初期費用がかかる
  • 発電した電気は売電できる
  • 自然条件に左右される

これらは一見デメリットに見えますが、見方を変えればメリットにもなります。
その理由を詳しく見ていきましょう。


家庭用太陽光発電のデメリット

初期投資が必要

やはり最初にかかるお金は気になりますよね。
ただし、2025年現在、設備価格は大幅に下がり、設置費用は150万円〜200万円程度が一般的。
軽自動車の新車1台分ほどで導入できる時代です。
導入後は月々の電気代が削減され、10年前後で元が取れるケースがほとんど。
投資回収期間は地域や設置条件によりますが、設備の価格低下が進んでいる今が始めどきとも言えます。

メンテナンスや将来の機器交換

太陽光パネル自体の寿命は25年〜30年と長く、基本的には大きなメンテナンスは不要ですが、パワーコンディショナー(電気を変換する装置)は約15年で交換が必要。
ただし、ここ数年で耐久性が向上しており、交換時期も延びつつあります。

自然条件に左右される

発電量は日射量や設置環境に大きく影響されます。
例えば、周囲に高層ビルが建ったり、悪天候が続いたりすれば発電効率は落ちます。
ただし、これも年間を通じて見れば安定しており、設備基準も厳しく、台風や強風でも安心な設計が求められています。
また、災害保険に加入しておくことで、万が一の備えも万全です。

売電価格が年々下がっている

これが一番気になる方も多いはず。
以下は、住宅用太陽光発電(10kW未満・余剰買取)のFIT売電価格推移です。

年度 売電価格(税抜) 買取期間
2009年 48円/kWh 10年
2010年 48円/kWh 10年
2011年 42円/kWh 10年
2012年 42円/kWh 10年
2013年 38円/kWh 10年
2014年 37円/kWh 10年
2015年 33円/kWh 10年
2016年 31円/kWh 10年
2017年 28円/kWh 10年
2018年 26円/kWh 10年
2019年 24円/kWh 10年
2020年 21円/kWh 10年
2021年 19円/kWh 10年
2022年 17円/kWh 10年
2023年 16円/kWh 10年
2024年 16円/kWh 10年
2025年 15円/kWh(予測) 10年

確かに下がっていますが、設備費用も同様に低下しており、売電に頼らずとも自家消費で十分に元が取れる仕組みが整ってきました。
特に電気代が高騰している今は、電気を買わずに済むメリットが大きくなっています。


家庭用太陽光発電のメリット

電気代の削減+売電収入

自宅で発電した電気を使えば、電力会社から電気を買う量が減り、電気代を大幅にカットできます。
さらに、余った電気は売電できるので、家計への貢献は二重
電気代が高騰している2025年は、この効果がますます大きくなっています。

機器の性能向上と価格低下

パネルの発電効率は過去10年で1.5倍以上向上し、耐久性もアップ
加えて、製造コストの低下により、性能が良く価格も手頃な機器が揃っています。
ノウハウも蓄積され、施工品質も安定しています。

蓄電池で自家消費率アップ

売電価格の低下をカバーする一手が蓄電池です。
蓄電池を導入すれば、昼間に発電した電気を夜間に使うことができ、電力会社から買う電気を最小限に抑えられます。
災害時のバックアップ電源にもなり、安心感は倍増。
価格も普及が進み、100万円台で導入可能になってきています。


まとめ

太陽光発電は、環境にも家計にも優しい自己投資
導入コストも下がり、性能は向上、電気代高騰の今こそメリットを実感できるタイミングです。
さらに、蓄電池を組み合わせれば自家消費率が高まり、災害時も安心
売電収入だけでなく、電気代を自分でコントロールできる時代が来ています。
「屋根」という資産を活かし、未来の安心を今から手に入れましょう!

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