【補助金がでかい今がチャンス!】オール電化に切り替えて光熱費一本化はお得か⁉

はじめに

オール電化住宅とは、調理・空調・給湯など、家庭で使用するエネルギーをすべて電気でまかなう住まいのことです。ガスや灯油といった燃料は使わず、すべてを電化製品で対応することで、光熱費を一本化できることが特徴です。

最近は、太陽光発電+蓄電池+オール電化という組み合わせで、光熱費ゼロ円生活を目指すご家庭も増えています。


オール電化住宅で使われる主な設備

キッチン

  • IHクッキングヒーター: 火を使わず、電磁調理で安全に料理ができます。火力も強く、表面はフラットで掃除も簡単です。

給湯

  • エコキュート(ヒートポンプ給湯器): 深夜の安い電気を使ってお湯を作り、貯湯タンクにためておくシステム。最新モデルは消費電力もさらに少なく、環境にやさしい仕様です。

暖房

  • 床暖房・蓄熱暖房器・エアコン: エコキュートと連動する床暖房や、深夜に熱を蓄えて日中に使う蓄熱式暖房器などがあります。

オール電化のメリット

1. 家全体の光熱費を大幅に削減

オール電化にすることで、ガス代がゼロになります。ガスを使わないので、ガス料金や基本料金も一切かかりません。また、キッチン(IHクッキングヒーター)、給湯(エコキュート)、暖房(エアコン・蓄熱暖房機)を電気一本でまかなうため、光熱費の一本化とトータルコストの最適化ができます。

特に、都市ガスと電気を併用している家庭やプロパンガス地域では、ガス代が年間5〜10万円以上になることもあり、オール電化に切り替えることで家全体の光熱費が大きく削減できます。

さらに、エコキュートは深夜の安い電気でお湯をつくるため、給湯費用が年間数万円単位で削減できることもあります。

2. 災害時の復旧が早い+貯水タンク代わり

災害時、ライフラインの復旧順序は電気が最も早く、ガスが最後になることが多いです。エコキュートのタンクは非常用の生活用水としても利用でき、370Lタイプなら約5〜7日分の生活用水を確保できます。

3. 火災リスクが低い

火を使わないため、火災リスクが大幅に低減します。子どもや高齢者がいる家庭でも安心です。

4. お手入れが簡単

IHクッキングヒーターは表面がフラットで、サッと拭くだけで掃除が完了します。ガスコンロのような五徳の掃除も不要です。


オール電化のデメリット

1. 調理器具の買い替えが必要な場合も

IH非対応の鍋やフライパンは使えないため、買い替えが必要になることがあります。ただし、最近は対応製品も増えており、選択肢は広がっています。

2. 停電時は電力供給がストップ

すべての設備が電気に依存しているため、停電時は調理や給湯、暖房が使用できません。ただし、日本の平均停電回数は年0.06回(約16年に1回)と非常に少なく、蓄電池を導入することで停電対策が可能です。

3. 設置スペースが必要

エコキュートのタンクは高さ約2mの大型タンクが必要で、地震対策としてしっかりした基礎工事も求められます。

4. 導入コストがかかる

エコキュートとIHクッキングヒーターの導入費用は約80万円〜150万円(機種や設置条件による)ですが、補助金制度や電気代削減効果を考慮すると、数年で回収できるケースもあります。


最新|オール電化の補助金情報

  • 国の省エネ補助金: エコキュートなどの高効率給湯器導入で最大10万円程度支給(年度・条件により変動)
  • 自治体独自の補助金: 都道府県・市区町村によって10万円〜30万円の補助が出る場合もあります。

※詳細は自治体ごとに異なるため、最新情報をご確認ください。


導入シミュレーションと光熱費比較事例(プロパンガス地域・3人家族)

  • 現在の光熱費:年間約30万円(電気代12万円+ガス代18万円)
  • オール電化導入後:年間約17万円(ガス代ゼロ・電気代アップ)
  • 年間光熱費削減額:約13万円
  • 初期投資額:約120万円(エコキュート+IHクッキングヒーター)
  • 補助金適用後:実質負担額 約100万円(補助金20万円適用)
  • 回収期間:約7.7年(100万円 ÷ 13万円)
  • 補助金が最大30万円の場合:実質負担額 約90万円 → 回収期間 約6.9年

※条件や電気料金プラン、設備選定によって変動します。


まとめ

オール電化は、

  • 光熱費の一本化
  • 火災リスクの低減
  • 災害時の安心
  • 家全体の光熱費削減(ガス代ゼロ)

といったメリットがありますが、

  • 設置コスト
  • 停電対策
  • 生活スタイルへの適合

など、検討ポイントもあります。特に、プロパンガス地域やガス代が高い家庭では、年間光熱費が10万円以上削減できるケースもあります。

太陽光発電+蓄電池+オール電化の組み合わせなら、さらに光熱費ゼロ生活も目指せる時代。まずは、ご家庭のライフスタイルや電気代状況をもとに、最適なプランを検討してみませんか?

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